【整骨院×労災】知らないと損する!通院前に確認すべき5つのポイント
はじめに|整骨院で「労災」が使えるって知ってましたか?
通勤中の事故や業務中のケガに対して補償される「労災保険」。
多くの方が「労災=病院」というイメージを持っていますが、実は整骨院でも労災が使えるケースがあります。ただし、条件や手続きには少し注意が必要です。
知らずに通院を始めてしまうと、費用が自己負担になったり、労災申請が通らなかったりすることも。
この記事では、整骨院で労災を利用する前に「必ず確認しておきたい5つのポイント」をわかりやすく解説します。
知らないと損してしまう大事な内容なので、ぜひ最後までご覧ください。
1. 労災で整骨院に通えるケースと通えないケース
整骨院で労災を使うには、まず「労災が認められるケガ」であることが前提です。
具体的には、以下のようなケースで労災として認められる可能性があります。
通えるケースの例
- 仕事中に重い荷物を持ち上げて腰を痛めた
- 工事現場で転倒して膝を打撲した
- 通勤途中に自転車で転倒して肩を脱臼した
- 配達業務中に交通事故に巻き込まれた
これらは業務災害または通勤災害として、労災申請の対象になる可能性が高いです。
通えないケースの例
- 自宅での転倒や私用外出中のケガ
- 過去の古傷による慢性的な痛み
- 過度の自己判断による無理な運動での痛み
整骨院に通う前に「そのケガが本当に労災に該当するのか」を、職場や整骨院に相談することが大切です。
2. 労災で整骨院に通うには医師の同意書が必要?整骨院の選び方にも注意
原則として、労災で整骨院に通う場合は「医師の同意」が必要とされています。
これは、国家資格を持つ柔道整復師が施術を行う際、厚生労働省の定める基準に従って正しく施術が行われているかを担保するためです。
▷ 医師の同意が必要なケース
- 病院で初診を受けたあと、整骨院に通うとき
- 症状が重く、診断や画像検査が必要なとき
一方で、症状が軽度である場合や、職場や労基署との相談のもとで整骨院を選ぶケースでは、医師の同意が不要とされることもあります。 ※対応は地域や労基署によって異なるため、必ず確認を!
▷ 整骨院の選び方のポイント
- 労災保険対応の実績があるか(ホームページや電話で確認)
- 書類作成や申請サポートを行ってくれるか
- 柔道整復師が常駐しているか
- 医療機関と連携しているか(重症時の紹介体制)
労災を正しく利用するには、手続きに慣れている整骨院を選ぶことが非常に重要です。
4. 労災を使うと施術費は無料?自己負担はあるの?
労災保険が適用されると、整骨院での施術費は原則「無料」です。
労災指定の整骨院であれば、窓口での支払いは不要で、費用は整骨院が労災保険に請求する形になります。
施術費がかからないケース
- 事前に労災申請が承認されている
- 労災対応の整骨院を利用している
- 必要書類がすべて整っている
⚠ 費用が発生する可能性があるケース
- 労災が未承認の状態で通院を始めた
- 労災に対応していない整骨院にかかった
- 必要書類の不備や提出漏れがある
- 労災の適用外と判断されたケース(例:私傷病)
また、通院のために発生した交通費や休業補償なども、条件を満たせば労災から支給されます。
※交通費の申請には通院日数や交通手段の記録が必要となるため、忘れずに控えておきましょう。
5. 労災で整骨院を利用する際の注意点とトラブル回避法
労災保険の利用は便利ですが、いくつかの落とし穴もあります。以下の注意点を押さえておくことで、スムーズに施術が進みます。
よくあるトラブルとその回避法
| トラブル例 | 回避するには? |
| 労災申請が通らなかった | 会社に必ず労災の報告を行い、申請前に確認をとる |
| 書類の提出漏れ・不備 | 整骨院に「労災申請のサポートが可能か」事前に確認する |
| 通院中に会社とトラブルに | 口頭ではなく書面でやりとりを残す。必要なら労基署に相談 |
| 保険が使えず全額自己負担に | 初回通院前に「労災申請が可能か」を必ず確認する |
整骨院側が労災保険に不慣れな場合、書類不備で申請が却下されることもあります。 そのため、「労災対応実績のある整骨院」を選ぶことが最重要ポイントです。
まとめ|損しないために「事前確認」と「相談」がカギ!
整骨院で労災保険を使うためには、制度の正しい理解と事前準備が不可欠です。
ポイントをおさらいすると:
- 労災が適用されるケースか確認する
- 医師の同意が必要かどうか判断する
- 労災対応の整骨院を選ぶ
- 書類をしっかり準備する
- 施術前に必ず会社・整骨院・労基署に相談する
知らずに通い始めて「自己負担だった…」ということを防ぐためにも、一歩踏み込んだ確認と行動があなたの体とお財布を守ります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 整骨院と病院、両方に通っても大丈夫ですか?
A. はい、併用は可能ですが、同じ症状について同時に施術を受けることはできません。病院で診察を受けたあと、整骨院へ移行するなど、段階的な通院がおすすめです。
Q2. 労災申請を会社が拒否したらどうすればいい?
A. 労災は「労働者の権利」です。会社が非協力的な場合でも、労働基準監督署に直接相談することで申請が可能です。
Q3. 整骨院での労災施術に期間制限はあるの?
A. 明確な上限はありませんが、一般的に症状に応じて「合理的な施術期間」が求められます。長期になる場合は医師の診断書などが必要です。
Q4. 通院の交通費も労災でカバーされますか?
A. はい、必要な通院であれば交通費も支給対象です。ただし、証明書類や通院記録の提出が必要です。


